激化するタイトル争い(パリーグ編)首位打者争い

タイトル争い(パリーグ編)

今回は残り数試合となったシーズン終盤の激化しているタイトル争いを見ていこうと思う。まず初めは首位打者争いだ。

首位打者争い

1.頓宮裕真(オ).307

2.柳田悠岐(ソ).2992

3.近藤健介(ソ).2987

現在パリーグ首位打者争いをしているのはこの3人、昨年吉田正尚MLB移籍により、打力が低下したとみられていたオリックスだが、この枠を見事に埋めたのが頓宮裕真だ。頓宮は昨年あまりポジションが固定されない中、捕手や代打などの出場で打率.226とあまり打棒を発揮できていなかった。今年は3、4月はスタメンを外れることも多かったが5月からはファーストに定着し、昨季FAで加入した森と共にオリックスの打撃陣を引っ張ってきた。

柳田は昨年打率.275とあまり振るわずに今年もシーズン初めから懸念されていたが、その不安を吹き飛ばすかのような活躍ぶりだ。今年で35歳を迎えるシーズン、守備につき続けることによる負担を軽減するため、昨季FAで加入した近藤と共にDH起用を交互に行い負担を軽減、持ち前のフルスイングに衰えは感じないものの、ホームランは20本と30本打っていた時代を見ると少し寂しく感じてしまう。

近藤は、シーズン序盤三振が多く、自慢の天才的なバットコントロールがあまり見られなかった。しかし、しっかりシーズン中に修正して3割近い打率を現在も残している。近藤はすでにホームラン24本と、2021年にマークしたキャリアハイの11本を大きく更新している。柳田と共にチームをけん引している。

現在頓宮は左第4中足骨の疲労骨折で離脱しており、シーズン中の復帰はほぼ不可能だ。今年の規定打席は試合数×3.1で443打席である。頓宮はすでに451打席で規定打席に達している。柳田、近藤ともに7厘差で、最後までタイトルが確定することはなさそうだ。打率.307で首位打者となったら、2リーグ分裂後最低打率となる。頓宮、柳田、近藤、この3人の首位打者争いから目が離せない。

 

次回はセリーグ主打者争いをまとめていこうと思います。

ではまた~♫